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電気力線除電方式の応用
大気中のイオンは電界の作る力線(電気力線)に沿って移動する特性があります。
この現象に着目して開発されたのが「電気力線除電方式」です。
その特徴として
1. エアーの送風が必要ない。
2. 電界の場が除電対象区になるので、指向性がなく広い範囲で効果が期待できる。
3. 火花放電をしないためノイズの発生がなく電極の消耗もない、またオゾン臭もない。
などの特長があります。
*電気力線除電方式は株式会社石山製作所によって開発された要素技術です。
この技術を応用することによって、次の2つの概念で効果的な除電対策が可能になります。
1.塵埃対策として作業場全体の静電気対策の環境づくり。
2.ワークの除電及び周囲の除電対策。
以下に、これらの概要をご紹介します。
静電気の発生を抑制し、現場の塵埃の帯電をなくすことによって塵埃の吸着による不良率の低減を目的とし、広い範囲で除電環境を構築します。(静電気予防対策としての技法です。)
下の図はクリーンルーム全体を除電環境とした例です。
ワイヤーを電極として、天井部に張ることによって部屋全体を除電環境に保つことができます。
この室内では塵埃の帯電もなくなるためダストの落下途中での吸着がなくなり、クリーンルームの信頼性も向上します。
また、帯電したワークや作業員の帯電も徐々に中和されるので静電気によるトラブルが減少し品質管理の対策として有効です。
静電気除去システム組み込み型インダストリアルクリーンルーム 概略図
帯電しているワーク及び周囲を除電対象区とし、ワークの吸着や帯電による作業上のトラブルを防止します。
下図は帯電量の大きな対象の例です。
ロール部の帯電を除去すると同時に周囲の帯電もなくすことによって、作業上のトラブルと同時に塵埃の吸着も防止しています。
棒状の電極(緑色)を使用した例で、対象物から離れた距離でも短時間で除電が可能で除電エリアが広く取れるので周囲の塵埃の吸着がありません。
ワイヤー電極+ESTトランス | ユニバーサル+ESTトランス | |
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機器構成 | 機器構成 | |
ワイヤー電極+除電トランスEST本体 ステンワイヤー電極、ブラケット、雑材 |
ユニバーサル電極 除電トランスEST本体 |
針式棒電極1本+ESTトランス | ワイヤー電極+ESTトランス | |
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機器構成 | 機器構成 | |
針式棒電極 除電トランスEST本体 |
ワイヤー電極+除電トランスEST本体 ステンワイヤー電極、ブラケット、雑材 |